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うねり取り勉強中
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不変性の失敗
むーみんさんからコメントを頂き、いつも抽象的な内容なので、少しは理論的に戦略とか考えてみようと、「リスク」という本を読み直してみました。
結果として、戦略は練れなかったのですが、今読み返してやっと理解できる事が何点か・・

第16章に「不変性の失敗」という理論がかかれています。
不変性の失敗とは、同一問題の異なる状況下での矛盾した選択の事です。 理解しやすいように、具体的例を本文から引用します。

40ドルで切符を購入したブロードウェイの舞台を今、あなたが見に行く途中を想像する。 劇場に着いたところで、切符をなくしてしまったことに気付く。さて、あなたはもう一枚切符を買うために40ドル出すだろうか。
次に、劇場に着いた時点で切符を買うつもりでいるとしよう。窓口に近づくにつれ、あなたの所持金が家から持って出たと思っていた額より40ドル少ない事に気付いた。それでもあなたは切符を購入するだろうか。
ほとんどの人がもう一枚の切符のために40ドルを出し渋る一方、ほぼ同数の人が、元の40ドルの損失があるにもかかわらず、切符購入のためにもう40ドルを進んで支払う意思があることがわかった。 「リスク」より引用


観劇に80ドルを払うと思うと腹が立ちますが、別の損失で40ドル被った、せっかく劇場まできたんだから観劇しようと思うのは、普通の感情でしょう。

観劇すると80ドルの支出、観劇しなければ40ドルの支出。 会計上は同一でも、状況によって、矛盾した選択をする事を「不変性の失敗」と言い、こういった「精神的会計」と呼ばれる形態をとることが少なくないと書かれています。

これを読んで思い出したのが、

株で儲け続ける「売り方」220の鉄則に出てくる「現物のつなぎ売り」です。 損切りと考えるか、安く買いなおすと考えるか、会計上は同じでも、状況を変えることにより、別の選択を取れるいい例です。

正しい事は、実行する事が困難な場合が多いです。 そんなときに、不変性の失敗を逆に利用して切り抜けるという考え方もあるかな?と思いました。

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事実は利益にならない
また、「デイトレード」の本からです。

「事実は利益にならない」ということが、所々に書いてあり、株価が騰がる原因や下がる原因を、追求してはいけないと諭しています。 特にポジションを持った状態で、「何故」を追求することは危険。 

戦いの場で必要なのは「行動」で「疑問」ではない、と言い切っています。

私が大きくやられた時を思い出します。 自分で色々と勉強して、経済がわかったつもりになって、「下がるはずだ」と確信をもち空売りを仕掛け、踏まれても「騰がる株価が間違いだ」と頑張っていた頃。 今思い出すと、本当に馬鹿でした。

何が起きているか?の真実なんて、結局はわからないし、どうでもいいということでしょう。 それよりも、起きたことが人々にどう影響するか?が重要ですね。


人気絶頂期の倖田 來未さん。 群集が買いたがっているときに、せっせとCDを出して売り、ベスト版を出して売り、先々のTV出演や公演も契約して売り切るのが賢い戦略でしょう。




何故CDが売れるのか?何故人気が有るのか?なんて、疑問に思っても仕方ないです。 天井つける前に売り切らなければ。。 空売りできたら、私も売りたい(笑)

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