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うねり取り勉強中
知識や情報より技術の習得が大事であることを広めることが目的のブログです。
勝因と敗因
相場で儲けた。自分は上手になったと有頂天。
曲がったときは相場が悪い、流れが悪いと他責。
こういう人は多いのではないでしょうか?

相場戒律(鏑木繁著)P154
「将棋に勝因はないんです。あるのはすべて敗因です。必ず負けたほうに原因がある」米長邦雄棋士の言葉ですが、相場にも勝負ごとにも通じます。

騰がるか下げるかは確率5割。
サイコロ振っても同じだけど、サイコロで売買はできないから罫線見て考えて感じて試し玉を入れる。
なので、当たった時は運がよかった。外したら運が悪かったなのに、外した玉を切らない。
逆行したら切ろうと決めたのにその水準を超えても切らない時が「負け」です。
「敗因」は当てられなかったのではなく、決めたことができなかった弱さですね。



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素人三割
鏑木繁著「相場の張り方」P12より
 玄人五割、素人三割 千円動いた相場で玄人は500円幅、素人は300円幅取れればよい

林輝太郎著「ツナギ売買の実践」P107より
天井から10%以内で売れる確率 1/30
1000円から1500円のうねりでとれるのは、1100円から1350円の250円幅取れれば申し分ない。


プロですら天井底は狙えず、値幅の半分取れたら御の字ということ。
「頭と尻尾はくれてやれ」じゃなく「狙うな」ということに気付くのに何年もかかりました。

鏑木繁氏にしろ林輝太郎氏にしろ入手が困難になりました、年月を経過するごとに読み返すと新しい発見があり「あの時は理解していなかったんだ」と気付くわけで、それだけ内容が深いと思います。
また、10年後に読み返すのが楽しみです。


初心者は希望を買う
相場での失敗の原因は「早く儲けよう」「沢山儲けよう」という欲が原因であり、私のような未熟者に限って、そういった己の欲に気付かない場合が多いです。
また、うまくいった場面だけ考える事をプラス思考と勘違いしている人も多く、そういう人が値動きの激しい銘柄に満玉張ったりします。

「プロは希望を売り、初心者は希望を買う」デイトレードより。

大きく値動きする銘柄は、「早く」「沢山」儲かる気がしますが、逆にすぐに大きくやられるものです。



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参照基準点による精神状態の実験
リチャード・タラーが行った以下の実験をまたまたリスクから引用します。

タラーは一クラスの学生に、彼らが30ドルの所持金を獲得した上で、次の選択を与えられていると問題を提示した。表が出れば9ドル勝ち、裏が出れば9ドル負けるというコイン投げをするか、しないか、という選択である。

学生のうち70%がコイン投げを選んだ。

タラーは次のクラスの学生に以下の選択肢を与えた。すなわち、所持金はゼロで、表が出れば39ドル、裏が出れば21ドルを得られるコイン投げか、もしくは確実な30ドルを選ぶかのどちらかである。

今度はコイン投げを選択した学生はわずか43%だった。

タラーはこの結果を「家庭財産(ハウスマネー)」効果と表現した。 両方のクラスに与えられた最終利得額の選択は同じ----すなわち39ドルか21ドル、もしくは確実な30ドル-----であるにもかかわらず、

所持金を持っている人はギャンブルを選択し、一文なしで始める人々はギャンブルを拒否する。

学生達は、最初のケースでは30ドル、二番目のケースではゼロという参照基準点に基づいて意思決定を行った。


確かにいえますよね。
1000万円持っていて100万円で株売買する人と、所持金ゼロで100万円を借金して株売買する人と、どちらが変動する相場で冷静な判断が出来るか想像するまでもないですよね。

参照基準点により精神状態が変わる。では、これを有利に展開するには? 

そうです「資金は大きく、掛け金は小さく」「満玉張るな」ですね。


deathworkさんにコメントを頂き、私も自分の読んだ本の感想文を少し読み返してみました。

「うねりとり入門」で、この本から参考になるところを抜粋しこう書いています。

・資金の90%は残している「小豆相場の基本」のT氏。立花さんも建てても半分(50%)
・鏑木先生曰く「小豆で何億も残した人たちに会って共通することは、売買の数量の少ないことですよ」
・プロでも一年の半分は休んでいる。

改めて、タラーの実験と結びつきました。

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見切り千両
見切り千両を読みました。 梶山季之の作品で、私は古本の文庫本で読みました。

この中で印象的だったところを引用します。
「やはり勘でしょう。そして、あまり欲を出さないことです。倍にしてやろう、と考えたら失敗します。二割でも三割でも、利益があがった時、スッパリ止めることですね。ツキの波が離れたら、すぐ止める。バクチとは、喧嘩や戦争とおなじで、いつ仕掛けるかではなく、いつ止めるか、です。それを日本では”見切り千両”と云っていますが・・・・」

うーん。。含蓄があるお言葉。 エントリーよりエクジットがやはり難しく、かつ、重要なことを再認識しました。 

迷って彷徨えばYesが有ればNoもある。 見切り千両なのか、粘り腰を強くして構えるのか・・
結局、自分で決断するしか無い世界です。。
ダイエット産業と相場
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2017/01/02(月) 08:40:50| 日記| トラックバック(-) コメント(-)
損失回避の実験
リスク





の第16章 不変性の失敗 からイスラエルの心理学者カーネマンとトヴァスキーの興味深い実験を引用します。この実験は、木村剛さんの投資戦略の発想法


でも紹介されており、あまりに有名でなのでテレビでも紹介されたりしていますが、今流行りのやらせや捏造ではないので大丈夫ですw











実験1
被験者に対し、4000ドルを得る確率が80%でゼロとなる確率が20%というのと、100%の確率で3000ドルを受け取るということとの間で選択をしてもらった。リスクを伴う選択のほうが高い数学上の期待値(3200ドル)であるにもかかわらず、被験者のうち80%は確実な3000ドルを選択した。これらの人々はリスク回避的であった。

引き続き4000ドルを失う確率が80%で損得ゼロとなる確率が20%というのと、100%確実に3000ドルを失うということの間での選択問題を提示した。今度は、回答者のうち92%が数学上の期待値が確実な3000ドルの損失より多額の3200ドルとなるにもかかわらず、ギャンブルの方を選択した。
損失を伴う選択ではわれわれはリスク回避者ではなく、リスク愛好者なのである。


このような、非対称性の行動について、本書では「主たる動機は損失回避」としています。 
人間はプラスの刺激よりマイナスの刺激に敏感である。 とし、さらにトヴァスキーの推測として、

あなたが今日、どの程度良い気分かを考え、そしてどれくらいもっと良い気分になりうるかを想像してみると良い。・・・・・あなたの気分をより良くしてくれるものはいくつかあるだろうが、今の気分を害するものの数は無限大である。

と書かれています。

これを読んで私が感じたこと、、、
お金持ちだから幸せとは限らない。むしろ、よりよくしてくれそうな物がすぐに手に入らない貧乏な状態のほうが夢と希望を持てるのではないでしょうかね。
お金=時間ですから、お金も時間も持て余している人は、実は、損失回避のブルーな気分で日々を送っているのかも。 ・・・なんて、貧乏人の考えですかねw

貧乏は下が無いから上だけみて希望と供に生活し、お金持ちは「貧乏にはなりたくない」という損失回避の強迫観念と供に生活しているかも。 

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群集心理
人は集団で行動すると個人レベルでの思考力は低下します。
さらに、周りの人と同じ行動をしている安心感で、危険に対する感度も鈍ります。

自分だけは大丈夫と思っていても、なかなか難しいという体験談を。。

いつもは単独か2,3人で山に行きますが、交通費の安さにひかれて、一度だけ団体のトレッキングツアーに参加したことがあります。 東北の山だったのですが、その時には危機管理が薄れて、何か特別な受身的な感覚になることを体験しました。

たとえば、

・地図はあまり見ないし、コースタイムも確認しない。
・目的ポイントまでどれくらいかも気にしない。


思考していない自分を発見します。 むしろ「いつまで歩けばつくのかな?」とか「今度の見所はなに?」みたいに。。   

なかにはツアー会社の至らないところばかり指摘して「もうこの会社のツアーには申し込まないわよ」と言っている大名旅行みたいな人も居ました。 

こんなことを体験すると、何十人もの登山グループが道を間違えて一晩ビバークしたニュースとかも記憶に新しいですが、他人事では無いように思えてきます。

お金を払って参加しているのだから、受身になってもいいじゃないか、、そうですよね。
けれど、自分の身を守るのは最後は自分だけです。危険に対する感度を下げるのは問題ですね。

さて、これは山だけの話でしょうか?相場でも同じではないでしょうか?

リーダーの相場観だけで団体行動することの危険を個人は認識しているのでしょうか?

「会費払っているから、儲けさせてもらいましょう」 という受身的な姿勢になったり、
「危機管理は任せましたから」という他人任せになる心理を、仕手筋は上手く利用しているのかもしれませんね。

大自然の中での自分という関係と同じく、相場と自分が真っ向から対峙することが何よりの訓練だと思いました。 だから、私は山でも相場でも群れることを避けているのかもしれません。頼りたい心があっても・・・

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損切りは勝ちという考え方
損切ったことは、まさしく勝ったことを意味するのである。では、何に勝ったのであろうか。まず、損切ったトレーダーは投下資金の大半を取り戻している。過去にそれが出来ればよかったのにと悔やむトレーダーは数多い。彼らは損切れなかったために葬り去られ、歴史の一部、そう、忘れられた歴史の一部となっている。 次に、損切ったトレーダーは正しいポジションを取れる次なるチャンスを獲得している。マーケットに参加できず、チャンスもない人々は大勢いる。彼らは損切ればよかったと後悔するばかりである。最後に、損切ったトレーダーはマーケット参加者が得られるプレゼントを得ることができる。自尊心である。

「デイトレード」より。

事前に損切りラインを設定せず、参入する方がいるとしたら、二度と参加できなくなることを覚悟しなくてはいけませんね。

私の周りにも、損を怖れるあまり「一度も損を出したことがない」投資家がいます。 つまり、買うけれど売ったことがない人。塩漬けが趣味というわけではないけれど、天井で買って、評価損を嘆いていますが、損を確定するのは絶対に嫌なんでしょうね。

確かに投下資金は死んでいるし、新たに参入するチャンスも放棄しています。 それが、損をしたくないという自尊心の代償なのか、「儲かるかもしれない」という希望の代償だったのかわかりませんが、高くつきますね。

希望を買うならば、300円で宝くじを。。

P239第三の秘密 
「プロは希望を売り、初心者は希望を買う」 
なるほど!と思ったステートメントです。

「デイトレード」

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農場の法則
「7つの習慣」の著者スティーブン・R・コーヴィーは過去200年間にアメリカで出版された「成功」に関する文献を調査したそうです。 その結果、驚くべきことに、最近の50年間の文献はその場しのぎの表面的で薄っぺらなものに過ぎないということだったそうです。

成功するためのイメージの作り方、テクニック、あるいは応急処置的な手法を説明しているだけだったと。 著者はこれを「個人主義」と呼んでおり、始めの150年は「人格主義」と呼んでいます。

50年というとテレビが普及開始した時期ではないかと思います。今はインターネットや携帯あらゆるメディアによる情報の洪水です。 その中で成功したいという願望(基本的に誰でもでしょうが)に向けて近道に見せかけた商品がなんと多いことか。 コーヴィーはこの手の商品も含めて言っているのではないかと思いました。

たとえば、
「10日で?Kgやせた脅威の**法」というダイエットや、
「半年で一億儲かるらくちん**法」という投資法
「パソコンで年収***万円」もありますね。
誰でもつい手を出したくなります。私も勿論そうで、痛い目にあわないと学習しないのが凡人なのです。

この手の近道本も「毎日続けるのがコツです。」と健康クリニックの先生のみたいな言葉で結んでいると、なるほど嘘は書いていないんですよね。(中にはタイトルは派手だけど内容はしっかりしているものもあります。あしからず)

どこかで、必ず気がつくハズです。コツコツしかないんだと。。

コーヴィーは書いています。*1
農場で場当たり的な詰め込み主義で作業することの愚かさを考えたことがあるだろうか、春に種蒔きをわすれ、夏は遊び惚けて、秋になってから収穫を得るために必死になって頑張る・・・農場は自然のシステムである。必要な務めをはたし、作業を行わなければならない。 蒔いたものしか刈り取ることは出来ない。そこに近道は無い。(農場の法則)

(私も含め)刈り取ることしか考えていない人がいかに多いか。 この法則は株売買や、あらゆることに当てはまると思います。 コツコツと修行するしかありません。 結局は継続は力なり、急がば回れの大切さを説いているのだと思います。

「生徒の準備が出来たときに先生は現れる*2」と本にも書いてありますが、良く耳にする格言は聞く側が受け止めるまでは通り過ぎてゆくものだと最近良く感じます。 「急がば回れ」なんて、何度も何度も耳にしてわかったつもりでいながらわかっていない人が私を含めてとても多いです。

どんなことにも近道は無いと改めて勉強しました。


出展
*1
7つの習慣より
*2
普通の人がこうして億万長者になった一代で富を築いた人々の人生の知恵より